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iPhoneのradikoアプリ通信規制について考える。

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iPhoneアプリ「iRadiko」、 radikoの“セキュリティ強化”により聴取不可に
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1004/07/news096.html

セキュリティの強化について - お知らせ|radiko.jp
http://radiko.jp/info/


結局、iPhoneのradikoアプリが公開されてわずか1日で、セキュリティの強化(プロトコルの変更)によりiRADIKOは聴取不可、ラジ朗も一定時間で接続が切れるという事態になりました。

なぜこうなったのか?
ちょっと考えてみましょう。
えー、こうなることは一応予想していました。
前回の記事で「全国で東京局のラジオが聴ける!」と前面に出して書かなかったのはそのためです。
radiko側の規制理由である「エリア外聴取環境の提供、収益を得るものなどradikoの存続を危うくするサービス」の他にも、3G回線の圧迫という問題もありましたからね^^;


「エリア外聴取」は想定内だった?


まず、アプリ公開後たった1日でプロトコルの変更による配信のセキュリティ強化を行ったというところに注目します。
iRADIKO作者が「App StoreにiRADIKOを提出した」と事前に言っていたことを考慮したとしても、ちょっと対応が早すぎるかなという印象。
もしかしたら、このような「エリア外聴取」への対応の準備は既にされていたのかも知れません。
もしくは、初めからrtmpからrtmpeに切り替えて運営する予定があったのかも知れません。
本放送に向けて準備が着々と進んでいる証拠かなと僕は思っています。


radikoアプリが規制された理由


radikoのiPhoneアプリが問題視された理由を考えてみましょう。
3G回線を利用すればどこでも東京局が聴ける、という理由以外に問題視された部分があります。
iRADIKOには広告が入っており、アプリが営利目的であると判断されたことです。
指摘を見て「しまった」と思いました・・・
前回の記事で「魅力的な広告があればクリックしたい」と軽い気持ちで言ってしまったことを反省です。

エリア外聴取もそうですが、radikoを利用して利益を得ることに対してもかなり強く問題視したように思います。


ラジコの目的は「広告などの収入を増加させること」


radikoが始まる際の名目は「難聴取地域の改善」「試験配信」です。
しかし、実際の目的は「広告費の増加」であり、権利絡みの問題を向こうに置いておき1日でも早く配信を行うための理由付けとして「試験配信」と言っているに過ぎません。

では、なぜ1日でも早く広告収入を増加させなければならないのか?ということを考えてみます。

ラジオ局の収入源は、ほとんどが広告収入です。
DVD・CD等の販売やオンデマンド事業が成り立ちにくいことを考慮すると、テレビ局のそれよりも比重が大きいと思います。
つまり、景気というものに非常に左右されやすいわけであり、ここ数年の不況により、ラジオ局の収入は激減している
ということになります。

収入が減るとどうなるかというと、番組の制作費が削られます。
番組への予算が削られると、番組のクオリティを落とさざるを得ません。
具体的に言うと、番組パーソナリティの方の変更(=番組の改編)などということになります。


人気番組なのに打ち切りになる、という不可思議な現象


大阪・ABCラジオでは、妹尾和夫さんという俳優さんがパーソナリティをつとめる「全力投球!妹尾和夫です」という番組が人気を誇っていました。
明るく、熱く、涙もろい妹尾さんの軽妙なトークと、"出たがり"の番組スタッフが作り上げる番組は本当に面白かったんです。
月曜~金曜の朝9時からお昼過ぎまで、いつも楽しく聴いていました。
しかし、去年の7月にいきなりの番組終了。
後継の番組は、土曜朝にやっていたABC・三代沢アナウンサーの番組を移動ということになりました。

ABCラジオは「編成上の事情」としており、「番組制作費削減のため」というのが理由なのは間違いないでしょう。
他のラジオ局も例外ではなく、MBSラジオではプロ野球のナイター中継前や野球のない月曜日に放送していた「太田幸司の熱血タイガーススタジアム」を終了させ、前の時間に放送している「ノムラでノムラだ」を延長するなどの番組改編を行いました。

また、最近になってTBSラジオの人気番組「アクセス」が出演タレントの出演料(ギャラ)がネックになり打ち切りというウワサが出る(追記:3月いっぱいで打ち切られたようです)など、ラジオ業界は相当厳しい状況であるというのが見て取れると思います。

もちろん、ラジオ局としても聴取率の低下というリスクは理解していると思います。
今年の4月からABCラジオは再び改編を行い、火曜日のお昼12時~3時に妹尾さんの番組が復活しました。
以前と違い週1ですが、かなり嬉しいです。

「人気番組でも終了させざるを得ない」というラジオ局の状況が、こういうところから見て取れると思います。


リスナー軽視ではますます泥沼にハマる!


さて、radikoのiPhoneアプリ規制の話に戻ります。
radikoが通信プロトコルの変更を行った理由は、結局のところ「エリア外からの聴取の締め出し」です。
(「有料アプリへの警告」という意味合いもあると思います)

確かに、著作権や放送法など、権利や法律といった部分の解決は非常に難しいと思います。
特に著作権はJASRACという最低最悪の団体を筆頭に、「権利」を盾に言いたい放題の人がたくさんいますからね・・・

ですが、リスナーがいなければ広告も成り立たない、ということをradiko側に理解していただきたいと思います。
そしてそのリスナーに、放送地域内外での区別など無いということも。
例えば、以前関西に住んでいた人が他の地方に引っ越して「関西のラジオが聴きたい」と思ってはいけないのでしょうか?
それにより、その地方のラジオ局に不利益が発生するのでしょうか?

エリア制限することにより、いろんな可能性が消えていくのではないかと思います。
知らない地域のラジオが面白いと感じる人だってたくさんいるはずです。
エリア制限を行わなければ、デメリット以上のメリットがどんどん見えてくる・生まれてくるのではないかと思います。

そもそも「セキュリティの強化」という言葉に違和感・・・というか誤用していると思います。
radikoは一体、誰から何を守ろうとしているのでしょうか。
radikoを始めた理由から、ズレているのではないかと思います。


もっと議論を深めていく必要があるのではないでしょうか?


ただ、リスナーもラジオ局の現状を理解する必要があると思います。
単に「エリア制限するな」「リスナーのことを考えろ」と言うだけでは、進展が何も無いのかなと思います。
ラジオ局もリスナーも、お互いが幸せになれるような、いわゆる"Win-Win"の関係が作れるような仕組みをお互いに考えていく必要があるのだと思うのです。
せっかくインターネットという土台があり、ブログや掲示板というツールがあるのですから、もっとお互いに意見を交わして素晴らしいシステムを作り上げていければいいのに、と思います。

radikoの運営者の方々にも、もっと開かれた議論の場を設置していただきたいと切に願っております。


長々と済みませんでした。
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同感

現在、Android アプリの楽曲再生(radio)ソフトを作っているためか、日本のサイマル放送の排他性を度々感じます。
米国の SHOUTcast などは放送局のリスト取得などのインタフェース使用に際して加盟制を取っており、加盟契約上で広告や放送の有償配布を禁止する旨が規定していますので、まだ筋が通っており納得もいくのですが、日本の場合は、全てを覆い隠すイメージで、それだけで日本人の暗部を見たような不快感を感じます。
いろいろ情報がありましたら、勉強させて下さい。
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